
Off-the-Planの購入
今回はこれから新たに建築を始めるOff-the-Plan物件の購入について解説します。誰も住んだことのない新しい物件に住むことができるのは当然のこと、内装も好みのデザインを選択することが可能です。新築なので修繕費用もかからず、電気・ガス料金なども...
年末年始の休業日について
下記の期間を年末年始の休業日とさせて頂きます。休業期間:2021年12月23日(木)~2022年1月21日(金)年始営業は2022年1月24日(月)からとなっております。ご不便をお掛け致しますが、何卒ご理解をよろしくお願いいたします。
コロナ離婚急増中:相手名義の財産を把握しておくことの重要性について
コロナ禍で多くの人の生活が大きく変化しました。 生活パターンが影響を受けただけでなく、ロックダウンのストレスや不安が溜まり、当然ながら夫婦関係がギクシャクしたり、冷えかかった関係がもう限界と感じるようになったり。 コロナがこれまでの自分の人生や家族の絆を見直す機会となり、これからどうやって生きていくかと考えた末、パートナーと話し合うことにより関係がどうにか改善する場合もありますが、別居や離婚という結論を出す人も増えています。...
遺言の重要性:個人経営の会社の場合
これまで遺言がない場合、残された家族の相続手続きに大きな悪影響を及ぼしえることについてお伝えしてきました。今回は故人が会社を経営していた場合について解説します。会社の取締役が死亡しても、複数の取締役がいれば残りの取締役が経営を担うことができるので会社の運営には大きな影響はありません。取締役が一人しかいない場合でも、株主が複数いれば、株主が速やかに新たな取締役を任命することで会社の継続的な運営が可能になります。逆に単独株主が死亡した場合でも、取締役が同一人物でなければ経営の継続が可能です。しかし、当地に多く存在する取締役と株主が同一人物かつ一人しかいない個人経営の会社の場合、この人物が死亡してしまった場合はどうなるでしょうか。 Corporations...
遺言書の重要性
唐突ではありますが、人間、死期は誰にもわかりません。わからないからこそ、自分の死後財産や負債が残された家族にどんな影響を与えるのかを考えておくことはとても大切です。結婚、離婚、子供の出生、家やビジネスの購入など、人生のステージが変わる度に遺言書を見直すことは家族の安心のため、また遺族間の無用な争いを避けるためにも重要です。自分の財産の贈与先とその割合、葬式の方法、臓器移植に対する意思表示、残された未成年の子供の後見人の指名など、こうした自分の意思を『遺志』として残された者に伝達する手段は遺言書しかありません。遺言書がない場合は法律に従い、機械的に近親者(法定相続人)に財産が分配されることになってしまいます。オーストラリアでは、遺言書は法的判断能力(精神的に健康であること)を有する成人(18歳以上)であれば誰でも作成することができます。Will...
婚姻関係と内縁関係は同じ?
オーストラリアにおける「結婚」と「内縁関係(デファクト)」について解説します。当地では結婚している場合と、デファクトとしてパートナーと同居しているという場合にあまり違いはない、と考えている方は多いかもしれません。実際には、法律上の扱いは全く同じとは言えません。結婚は手続きを経てMarriage...
家族法:財産分割における、別居後に得た遺産の扱いについて
2019年の統計によると、オーストラリアにおける結婚から別居に至る平均期間は8.5年、結婚から離婚までの平均期間が12....
不動産購入の流れについて(2)物件調査と決済まで
頭金を支払い、不動産購入の契約にサインした後は、どのようなことが行われるのでしょうか。 前回に続き、今回は不動産購入の物件調査と契約締結(Exchange of Contract)から決済(Settlement) までの流れについて解説します。物件調査レポートの精査物件はそのままの状態で購入という前提になっているため、契約締結後に見つかった物件の欠陥を根拠に契約を破棄することは基本的にはできません。契約書にサインした直後に建物の調査レポートや...
オーストラリアでの不動産購入の流れについて
Part I:気に入った物件が見つかってから契約締結までオーストラリアの不動産市場の上昇傾向が続いていますが、初めて自宅を購入しようと考えている方も多いのではないでしょうか。不動産エージェントから弁護士を雇うようにと言われても、弁護士に何をしてもらうのかよくわからないというご質問を頻繁に受けます。...
Victims Support Scheme ( 被害者等援助制度)
先日発表された今年のAustralian of the Yearは、タスマニア出身のグレイス・テイムさん(26歳)です。テイムさんは高校1年生で15歳の時学校の数学の先生から性的暴力を6か月間にもわたり受けました。当時、タスマニアでは性的暴力被害者が事件について発言することを禁じる法律(sexual-assault victim gag...
シェアハウス:予約金・敷金詐欺や部屋の又貸しのトラブル
日本人のワーキングホリデーや留学生を狙ったシェアハウスなどでの予約金・敷金詐欺や部屋の又貸しのトラブルが絶えません。部屋探しでこのような被害に合わないよう、気を付けるべき点を再度確認してみましょう。予約金・敷金詐欺のよくある手口インターネットで見つけたシェアハウスの部屋。不動産会社は通してないけど、シェアメイト募集の広告は日本語で書かれているし信頼できそう。部屋が空くのは2週間先だが部屋を確保するため予約金(holding...